自分自身のマスターとして在る

瞑想歴33年・コアな瞑想体験を綴っています

【禅問答】どこから来てどこへ行く?

禅問答として尋ねられたら、「無から来て無に還る」な~んて答えもありのこの問いですが、旅をしているときには即答できないんです。

イミグレーションなどでは特にそうですが、出発地点を聞かれている? という場合と、カジュアルに、どこかの国を旅して来て、今からどこへ行くのかって聞かれている場合もあるので、根っこのところで生真面目な日本人の私としては、つい考え込むんですね(笑)

また聞かれる相手によっても、この人にはオリジナルのところでどこって言った方が良いのかもとか、旅の途中だから、昨日まではイギリスにいたって答えるべきとか【やっぱり考え込むなあ、私】ってことに今回の旅で気が付いたんです。

 

とにかく日本人って生真面目だと思う。

そして自分はとても日本人だと思う。

今さらながらに身をもって日本人を見つめなおしている旅です。

 

先日こんなことがありました。

 

プネーに着いてすぐにリキシャに乗って、’例の’値段交渉が始まったんです。

リキシャというのはオート3輪車でインドではタクシーよりも安くてバイクよりも安全な上、小回りが利くので便利です。

ドライバーは寡黙でほとんどしゃべらないか、簡単な英語は話せて気の良いおじさんかのどちらかです。

そして、件のおじさんは後者の方で、「往復? 片道? 往復にしといてよ。安くしとくから。今朝は一人も客がなくてさ、あがったりだよ。帰りに空で帰ってくるのは大変なのさ。」

知ったことか! って言いたくなるような話なのですが、最近ではタクシーが増えてきたせいもあって、切実なんだろうなって余計なことを考えたために、そして(長いこと来ていないから)今の相場も知らないので、規定料金の倍以上払っちゃったんです。

おじさん、一瞬びっくりした表情を見せたんだけど、もちろん黙って消えた。

あとで友人に相場を聞いて今度は私がびっくりしたわけですが、日本の経済状況とは全く違う環境の中で、自分の側の感覚だけで動いちゃいけないな、と反省したわけです。

 

どこから来てどこへ行くか?

インドのリキシャマンにとっては、乗った場所に戻るのがいちばんうれしいことらしいです(笑)

 

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