自分自身のマスターとして在る

瞑想歴33年・コアな瞑想体験を綴っています

メタファーの力についての新たな考察

▶個人のメタファー

 

メタファーってわかりますか? と聞くと、ほとんどの人は即答できない。ところが、明らかに知っているという顔をします。そして、もどかしそうに「なんて言ったら良いのか、、、」となるのです。

 

私たちはメタファーを使っていて、それに馴染んでいる。ところが、どんなときにそれを使っていて、それがどんなふうな作用をもたらすかについては、まったく無意識なんですね。

 

私たちは何かを伝えようとするときに、言葉やジェスチャーを使いますが、その言葉、あるいは言い回しは、概念的、感覚的、メタファー的のどれかに分けることができます。

 

この中でもっとも個人的なのがメタファー的表現です。たとえばーー

 

幸福について何かありますか? と尋ねられて、

「幸福とは人間の生得権である」と答えているうちは、その人の意識ははまだ概念寄りにあります。

 

人間の生得権、を紐解いて行ったときに、それこそ自分が欲していることで、みんなが幸せになることで、人が手をつないでいることだといったような情報が出てきたら、

 

「人が手をつなぐ」というメタファーを拾ってーー 

人が手をつなぐのとき、その手をつなぐは、どこにありますか? というクリーンな質問をしてみます。

 

「私の(両手をいっぱいに広げて)ここにあります」

というふうに意識が感覚に向います。

 

私たちは五感を通して物事を知覚する(知る)ので、そう答えている当人は「手をつなぐ」をその辺りで知覚しているということですね。そこで次なるクリーンな問いはーー

 

「(示された辺りを指して)そこにある、その手をつなぐに、大きさや形がありますか?」です。

 

「波形のベールの上に音符がいっぱい並んでいて、歌っています!」

 

こんなふうに、あたかも形が見えて来たかのようになってきたときに、さらに、クリーンな問いーー

「そこにあって、波形のベール、で、音符がいっぱい並んでいる、で、歌っている、それは何のようでしょう?」を尋ねてみると、

 

「波形の楽譜だ!」といった答えが出て来たりします。

 

この人の幸福は、波形の楽譜なんですね。そして、この「波形の楽譜だ!」って小さく叫ぶときに、人はとても「良い感じ」を持ちます。というのも、それが自分だけの大切なものだということがはっきりと体感できるからです。

 

この波形の楽譜は、他の誰でもなくこの人だけがわかっている波形の楽譜なんです。クリーン・ランゲージがクリーン(汚染されない)と呼ばれる所以は、それが「個人のメタファー」を尊重し、それとワークする技法だからです。

 

 

▶メタファーからみちびきだされるシンボルとは

 

「一つのことを他の言葉を使って表現する」ことを可能にするメタファーは、抽象的、感覚的に知覚していながら、どのように言い表していいのかわからないようなことを表現可能にします。

 

先ほどの例のように、この人にとっての幸福が、波形の楽譜という形になった時点で、それは言わば、「メタファーが形を持つところまで発展した」ことであり「シンボルになった」というふうに私たちは受け取ります。

 

長年「数の神秘」や「タロットの寓意画」に隠された真理を探求して来た私にとって、シンボルがメタファーから発展したものであるという捉え方は、とても腑に落ちます。古代の知恵者が得た叡智、その真理は、概念的なものでも感覚的なものでもなく、メタファー的にこそ伝えることが可能だった、、。それがシンボルとなって後世に伝承されて来たのではないかと、、。

 

そして、たった今、何が起きているかと言うとーー

 

人間の可能性に働きかけることからどんどん無関心になっていった私たち現代人を、メタファーは呼び覚まそうとしていると、私は思うのです。

 

www.reservestock.jp

 

www.reservestock.jp

 

2回にわたってご提供するワークショップでは、だれにでもすぐに使える「クリーンの4つの問い」を使って、「あなたの」幸福を見いだしていただくことからスタートします。

 

その他、メタファーに関するデイヴィッド・グローブの考察についてなど、メタファーの力に関する興味深いお話をご紹介します。

 

「個人のメタファー」を知り、それを体感することは、最初にあなた自身の持ち味に気づかせます。そして、自分らしさを知った人は、他人の良さも理解できるようになります。

 

それこそが“円滑なコミュニケーション”の第一歩なのです。