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自分自身のマスターとして在る

瞑想歴33年・コアな瞑想体験を綴っています

シリーズ・自分らしさを追いかける旅ーその3

北インドのラダックで自分らしさを取り戻した件

 

いきなり注釈です。<<ここからお読みになっても問題ありませんが、 昨日からの続きなので、興味があったら一つ下の記事をごらんくださいね。>>

 

北インドのラダックで過ごした10日間の心温まる体験です。

 

小さなリンゴで空腹をごまかし、歩き始めた私と二人の同行者は、ほとんど話をしませんでしたが、それは、ついさっきリンゴといっしょに受け取ったチベット人女性の温かい微笑みのせいだったと思います。

 

道なき道をブラブラ歩いていたら、今度は、道ばたで休む労働者風の人びとに会いました。彼らもそこでしばしの休みを取っているふうでした。

 

「ナマステ〜」「こんちは〜」「ハロー」

 

口々に声をかけて近づいていったら、彼らは自分たちの飲んでいた素焼きのカップの水気を切って、私たちに白く濁った飲み物を注いでくれたんです。

 

「ココナッツジュースかな?」「いや、アルコールの香りがするよ」「あ! これ、どぶろくだ!」「チャン(と呼ぶチベットのお酒)だよ、これ!」

 

三人とも空きっ腹に呑んだせいか、あっという間に真っ赤な顔になり、全身がぽかぽかしてきました。それを見たチベタンたちが「わっはっは」と大きな声で笑います。

 

私たちも何だか箍(たが)が外れたようになって、ゲラゲラ笑い出しました。何が可笑しいわけでもないのに、ともかく笑いが止まらなくなっちゃったんです。涙を流しながら笑っていた私は、そのうち本気で泣けて来ました。

 

少なくともこの10年間、こんなに笑ったことがなかったって思った途端に、たぶんそんな自分のことが可哀想になったんでしょうね。肩の力が抜けて、みぞおちの緊張も溶け、ピンと張っていた背筋が、たわやかにUの字を描き出しました。

 

そして、思ったんです。

 

これが私だ」って。。。

 

ここにいる私が、ほんとうの私だって。。。

 

同行者の二人も、なにげに遠くに目をやったまま無言でした。

 

熱い太陽とは裏腹な、冷たい風が吹いて来て、そろそろ歩きはじめるように私たちを促しました。そう、ラダックに来てからは、風、太陽、大地、そして言葉の通じないこれらの人びとが私たち旅行者をガイドしているのがわかるんです。

 

私たちが立ち上がると、彼らも立ち上がりました。頭を下げ、歩き始めてからも、何度も振り返りながら手をふり、彼らが見えなくなるまで、私たちはそれを繰り返しました。

 

ありのままでいい

 

ありのままでいる人びとの前で、ありのままでいられたというこの体験があったからこそ、私は今もその在り方を人びとに伝えられるのだと思います。そして、それをするために、ほんとうのところ、何一つ「技」は必要ないのです。

 

自分らしさを見失っているという人は、もしかしたら、しばらくの間、ただ彼らといっしょに過ごせば良いだけなんだろうなって、つくづく思うこの頃です。

 

自分らしさに出会う旅 

自分らしさを体験しようという21日間のステップメールを書いています。良かったら読んでみてください。お申込みはこちら⇒⇒⇒