自分自身のマスターとして在る

瞑想歴33年・コアな瞑想体験を綴っています

エニアグラムと自分らしさ

エニアグラム

エニアグラムについては、まだその全体像を要約して語れるほど深く研究しているわけではないのですが、ごく表面的な部分(とは言っても、深い洞察には基づいていますが)を追っていくと、同じ1から9の数で構成されている数秘との違いは何か? という単純な疑問から、神秘家グルジェフのミステリースクールを辿って、けっきょくピタゴラスに行き着いたんですね。

 

ちなみに私は、ピタゴラス・ネオアルケミー・ジャパンの主宰で、自らをピタゴラス研究家などと称しており、数秘の本も2冊出版していますが、なにせピタゴラスっても、紀元前6世紀の人ですからね、彼が何を成してきたかに関して明記されている文献なんてありませんでした。全部が「...らしい」で終わっているんです。

 

そして、以下に書くことは、「...らしい」に基づいたことではなく、私の知性と感性と長年の経験に基づいていることだというのをお断りしておきますね。

 

ゲオルギイ・グルジェフ

ゲオルギイ・グルジェフ(1866-1949)は、アルメニアに生まれた神秘家です。スピリチュアルブームの走りの頃には、日本各地で上映されたことがあるので、「注目すべき人びととの出会い」というタイトルを耳にしたことがある人もいると思うのですが、あれはグルジェフの生涯を綴った映画ですね。

 

エニアグラムを後世に伝えた人物としてもグルジェフは良く知られています。たとえば彼が考案した覚醒のための舞踏「ムーブメンツ」の中にも、「エニアグラム」と呼ばれる踊りがあります。

 

私は数年前、エニアグラムの研究過程でグルジェフに出逢い、ある書籍の中で「エニアグラムを理解したいなら、それ(エニアグラムという踊り)を踊ることだ」と書かれていたことが動機づけとなって、ムーブメンツを習いに行ったのです。

 

昨年それを踊る機会がありました。

 

で、理解できたのかというと、答えは「イエス」で「ノー」です。数同士の関係は踊りの中に非常にはっきりと盛り込まれているので、踊ってみると、自分が立った位置の番号の持つ要素はとても良くわかる、という意味でイエス。そして、踊っていない数があるから全部の要素は体験していない、という意味でノーなんです。

 

いずれにしても、この複雑に構成されたムーブメンツというものを作ったグルジェフは天才的な人物です。少し本題からずれますが、自分のパターンが見え、それを超えていく気力を見いだせるムーブメンツは、どんな人にも体験してもらいたい瞑想ですね。

 

ぜひオフィシャルサイトを覗いてみてください。Tokyoグルジェフ

 

人格と自分らしさ

 

グルジェフが伝えたエニアグラムは自己想起(自分を覚えていること)の道具/手段としてのもので、性格分析には無関係です。そして、世間一般で用いられているエニアグラムのほとんどは、性格分析に属するものです。

 

残念ながら、それほど自分を見るということができていないんですね。自分を知りたいという人はいるけれど、「私ってどんな人なんでしょう?」と人に尋ねて、教えてもらおうってわけです。性格判断、占いの類いが流行るのもそういうわけですよね?

 

ま、そうではあっても、エニアグラムの場合は自分で自分の数を探していくので、ガイダンスはあっても、けっきょく「これが私!」というところに行き着くまでに長い年月を要する場合のほうが多いです。

 

私も自分が感覚人間だと言うのは知っていたので、3、6、9のどれかだとはあたりを付けていましたが、人から「ぜったい9よ」とか「きっと6よ」とか言われて、ある一定期間はそうかなあ、と思っていたりもしました。

 

ところが何か深いところでしっくりこない。。。そんな時期を通り過ぎて、あるとき、自分がぜったいに違うと思っていた3を読んでみたら、「これだ!!」ってわかったんです。恥ずかしいくらい自分のことが書かれていて、、、。で、何でわからなかったかと言うと、見たくない。認めたくない部分があったからだってわかったんです。

 

そして、これだってわかった途端に、その「自分らしさ」を丸ごと受け入れるってことが起こりました。

 

そして、このお話の結末は、「自分の嫌な部分を受け入れると、自分らしさがより受け入れやすい」ということです。

 

斎藤ダソ さいとうだそ コーチのためのクリーン・ランゲージ